NRG 日本理容技学建設会
 

                  031 平成27年1月10日掲載
  

           消防団

                      群馬本部 久保 弥寿志  
                     long-long-keep@peach.plala.or.jp

 

私は、群馬県北西部で人口15000人程の所に住んでいます。
20代後半に実家に帰り、この業を続けております。
その頃から、地域貢献として地元の消防団に入り、既に20年弱在籍しています。
常備の消防署職員と違い、消防団員は普段、他の仕事をし、火災、災害、捜索等、有事の時に活動をします。
住民の生命、身体、財産を守るという事は、常備の消防職員も消防団も変わらないかと思います。
消防団に在籍していた方或いは、今も在籍している方も入りと思いますが、地域によっては数年、あるいは、何十年と幅広く所属する期間は違うと思います。
因みに、私の地域は、十数年所属するのが普通です。

私の住んでいるところは、団員は300人余いまして、大きく分けて6つの地区に分かれ、各地区に消防団地区長がいる。
そんな私も、ようやくその年数に達し、地区長をしたので、退団となるかと思っていましたが、今年度より副団長という役職に就くこととなってしまった。
この役職は、全消防団員をまとめる団長の補佐あるいは代行をしなければならない重い任務である。

実際のところ、仕事をしている時に火災が発生し、現場に駆けつけることが何度もあります。
親父と二人で仕事をしていますが、今までも、これからも迷惑を懸けるのは心苦しいところはある。
もちろん、お客様にも迷惑を懸けているでしょう。しかしながら、理解のある方が多くて、仕事の途中でも現場に行くように言ってくれます。
大変、有難いことである。

副団長になり、昨春から忙しい日々を送っております。
春から夏にかけ、ポンプ操法大会があった。消防技術の向上を目的とし、いかに早く水を出し、的を倒す大会である。
選手、役員は自分の仕事が終わった後、練習会場に集まり、週数回、厳しい練習に耐えながら、規律正しく機敏に、余分な動きを少なくし、少しずつタイムを縮める努力をした。
まるで自分自身が選手のような話だが、立場上、役員や選手たちをまとめる役目。
地区、県大会とあるのだが、優勝以外は先に進むことはできない。優勝目指したが、県大会出場で終わった。

秋には、消防学校に行き、指導者としての立場の勉強会を2日間あり、久々に机に向かい、他の市町村の同じ立場の方と情報交換もでき充実した日々を過ごしました。
また、全団員300余名で毎年行う「秋季点検」という訓練があるのだが、晴天の中、行進訓練や水出し訓練、自分達の姿勢や服装の点検など行ないました。

先日は、県外を出て、全国操法大会と東京都のハイパーレスキューを見学してきました。

このような活動のほとんどが、土曜日や日曜日。

この業をしている以上、土日の行事は非常に痛い。

しかしながら、地域のため住民のため、この活動は、あと数年行なうことだろう。
                     

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