NRG 日本理容技学建設会
 

  第84回
 

 埼玉県理容生活衛生同業組合
     教育部本部講師を退任して
 

                    東京本部 浜島 近   
                    hamakon@sea.plala.or.jp    

埼玉県理容生活衛生同業組合 教育部本部講師を退任して
                     埼玉県岩槻支部 浜島 近
このホームページの管理者の狐塚先生より本部講師を60歳の定年で退任した事を県業界新聞で知って講師で経験した事を何か伝えて欲しいとお電話を頂きました。

思い起こせば狐塚先生が先に埼玉県の本部講師で活躍されていて私に入らないかと打診されました。

もちろんエントリーにも資格がありましたがクリアして講師会に入ることが出来ました。

初めは助講師という立場で数年経験を積むわけですが初めに講師の心得と言うものを先輩より指導され緊張感のなかで過ごしたことを思い起こします。また月に一度の勉強会や懇親会などもあり30名からなる講師仲間と楽しい時間を共有しました。

そこで講師昇格の機会があり私の時は原稿用紙40枚からなる自分の好きな題目で論文を書きそれにパスすると県の理事長をはじめ常任理事数名の前で面接がありました。もちろん口から心臓が出そうと言うのも分かるぐらいの緊張の中受験しました。お恥ずかしい話、なかなか合格できず数回目に合格しましたがその時何十枚も書いた論文のせいか文章を書く(上手くはありませんが)ことが面倒ではなくなりました。

県講師になると埼玉県の場合、32の支部に分かれていて講習会の講師として派遣されほぼ全部の支部にお邪魔しました。もちろん県大会の開催に当たり毎年準備並びに審査委員や裏方をやらせて頂きました。皆さんもご存じでしょうが平成27年10月に久喜市において第67回全国理容競技大会が開催され実行委員として全国からみえる選手のお世話をする係の長をさせて頂き、体育の日の祭日に開催したので過去に例がないくらいにお客様も見え大変盛り上がりました。また、関東甲信越競技大会も令和元年7月に埼玉県本庄市で行われ会場周辺での飲食出来る場所の提供の担当をさせて頂きました。

講師の話に戻りますが埼玉県では毎年埼玉コレクションと表し数名でトレンドを捉えてスタイル発表をして支部講習につなげる事業をしていますが講師として3度の経験をさせて頂いたことも懐かしく思います。

講師会に入るには所属の研究団体で講師経験が必要ですがつくづく日技会のネームバリューには驚きました。先人の努力がどこの支部、協議会に行っても「日技会です」と言うと一目置かれた感じで講習をするのも逆に緊張しましたが嬉しくも思いました。また、年数を追うごとに若い講師達との交流も増え技術の勉強も公私ともに大きな仕事や行事を実行でき良い経験が出来たと思います。長くなりましたが講師生活20年余りでしたが講師会の先輩や後輩達には本当に世話になり大変なこともありましたがやはり楽しい事や仲間が増えたことが一番の事だったと思います。講師は定年で終了しましたが地元支部の支部長を拝命して3期目が過ぎようとしています。微力ながら組合に尽くせる機会がまだあると思うので頑張りたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻よろしくお願い致します。コロナ禍の中、お身体ご自愛下さい。

※追記 掲載した写真は講師卒業の感謝状を若山有理事長より頂いたときのものです。

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