外出自粛が解かれたものの猛威をふるっている新型コロナウィルス、まだまだ終息には時間がかかると思います。 さて、私が日技会に入会したのは18歳のころで、はや36年になります。 あの頃はまだ旧会館で入会式が行われ、これから理容業界に入ることによる期待と不安がいっぱいだったのを思い出します。新会館に建て替えられてすぐ、講師試験を受験して無事合格となりました。 講師に任命されて、情報文化部、そして編集部の部員として経験させていただき、そして編集長として活動させていただきました。これも諸先輩や諸先生のご指導、伊藤前会長をはじめとした運営委員の皆様、各本部長の皆様方、記事を寄稿していただいた皆様のご協力のもと、編集長の任務を無事に全うできたことを心から感謝申し上げます。 編集長を拝命した後、それからは毎号どのような内容を企画し、それを私の拙い文章でどのように伝えていくべきかを考える日々が続きました。 日技会で行われる全国研修会や講師ゼミナール、各部会の勉強会の様子、今流行っている技術やそれに伴うヘアースタイルなどの解説、また、新しい器具、機材の紹介、出席した会員の感想がうまく伝わっていたか、いまだ不安が残ります。 また、全国理容競技大会の取材など各地に出向かせていただき、各競技の選手たちが丹精込めて作ったスタイルを間近にみて、その時の感動や日技会出身選手の健闘ぶりなどうまく伝えられたらいいとも感じてました。 取材が終わった後、記事作成、写真の整理と投稿する写真選び、最後に誤字・脱字、内容が重複していないかの校正(チェック)、印刷会社への注文と発送、それを2か月に一回の繰りかえし。一人での編集作業は仕事の後、深夜までかかることも多々あり苦労もたくさんありましたが、編集作業の醍醐味である規定の文字数に記事が収まった時の快感、刷り上がった会報を見る楽しさであっという間に任期を過ごすことができました。 再度、感謝申し上げます。 編集部からは退任することになりましたが、教育指導部シャンプー部会の一員として精進してまいりたいと思います。 今後ともよろしくお願いいたします。 |