皆様こんにちは。日々刻々と変動するコロナ情勢ですが、いかがお過ごしでしょうか。
思い起こせば2月の中旬に、総本部では講師ゼミが行われました。会場は可能な限りの消毒対策をしての開講となり、終了後は居酒屋で懇親を深める催しも行われておりました。
その後、急激に世の中(日本)が変わり、卒業式や入学式の簡素化や中止、選抜高校野球の中止、オリンピックの延期、タレントの死、そして記憶に新しいところでは、緊急事態宣言の発令により、我々「理容業」がピックアップされた事など、誰がこんな世界を想像していたのか解らないくらい、あの日の講師ゼミを懐かしむかの如く、毎日毎日、様々な報道が続く日々となってしまいました。
あらゆる分野での催しが中止や延期措置がされる中で、一例ではありますが、大人達の世界では、「来年にすればいいよ!」と、安易に言ってしまう事があります。先にも触れた高校球児、特に3年生は最後の夏が目前に控えており、高野連では5月中旬に最終決定をするようですが、もしかしたら最後の大会までも奪われてしまいそうな雰囲気です。高校野球に限った事ではありませんが、年齢や学年に左右される子供達は【今、この時】にしかできない事が奪われるしかない、あまりにも“酷”と思わされる次第です。ゴールデンウィークが明ける約3週間後に、日本はどうなっているのでしょうか?
理容は現在の所、休業要請から除外となりましたが、自粛されて休んでいる店も多い事と思います。
しかしながら最初の喜び?もつかの間、営業している事が悪者扱いされそうな雰囲気も感じる中で、普段の時より消毒をこまめにし、自己管理も含めて私は営業をしている次第です。日頃から衛生管理が当たり前な我々の仕事ですから、始めは周知なんてしなくてもイイやと思っていたのですが、今では八百屋かスーパーの如く、あらゆる場所にポスターを貼り巡らせ、とにかくアピールを徹底するようになってしまいました。そしてこれを機に、消毒薬の見直しや効能についても詳しく調べるようになりました。特に『次亜塩素』と名の付く物には、次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水では、アルカリ性と酸性により対象と効果が違う事、アルコールについても希釈されたタイプを使わないと効果が薄れることなど、(この製品はどっちなんだろう?)とメーカーに問い合わせてみたり、改めて勉強させられる機会にもなってしまいました。
日本も自粛ムードの中、人と接する機会は減少している事とは思いますが、なぜか感染者は上昇傾向にまだまだあり、ある専門家の話では、人との接触よりも、物から接触するんだと言っていました。これはつまり、スーパーやコンビニで何かを買おうと手に取ってはみたものの、やっぱり要らないと元に戻し、何も知らない次の人が普通に買っていくというような、そんな所から感染が広がっているという事です。さすがに陳列されている食品に消毒薬を散布するまでしていないだろうし、麻雀してても台は破壊されないし、町を気軽に歩いていても、棒で叩かれたり腕立て伏せもさせられない日本です。今や、発端となったあの都市も、あの国も、終息宣言してお祭りムードで騒いでいますが、本当にそれで再発しないならば、日本もそうするしかないのでしょうか?
とにかく今は、一日でも早く収束を願うばかりですが、我々はコロナに「試されています」
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