NRG 日本理容技学建設会
 


 第113回全国研修会に参加して


                神奈川本部 藤田尚也
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令和元年617日に第113回全国研修会に参加いたしました。
中野の斉藤会館での受講は数年ぶりで、僕が神奈川本部の助講師となってからは初めての受講でした。
若手の会員の中には初めて斉藤会館に足を運んだという方もいたのではないでしょうか。
テーマは「応用スタンダードカット」
午前中は先生方による技術解説しながらのデモンストレーション。
先生方は私たちに非常にわかりやすく、デモンストレーションをしながら的確に解説していただきました。
去年、神奈川本部の助講師になってから初めて授業を受け持ったのですが教えることの難しさに直面し非常にあくせくした私にとっては解説の仕方も非常に勉強になり、また違った方面からデモンストレーションを見ることができました。
午後からはいよいよ実習。スタイルとしては街を歩けば見ない事はない「マッシュスタイル」
私のお店でも非常にオーダーの多いスタイルで、スタイルを作り、お客様にご協力いただいて自身のSNSでスタイルの発信もしているのでありますが、スタイルを作るにあたって普段はスタイルブックなどの写真から考察し、解釈をしてカットをしていたのですが正直なところお恥ずかしながら曖昧にしてしまっていて不安な部分がありました。なので一つ一つシステムを解説し、展開図を見ながらの実習はまさに目から鱗で新たな発見がたくさんありました。
実習が終わるころには元々抱えていた不安は消えていましたし、「早くサロンワークで実践したい!」という気持ちにさせてくれました。
全国研修会が終わった今も技術をサロンワークに導入して頑張っているところです。そして、その学んだ技術をただ持っているだけでなくその技術を駆使したヘアスタイルをガンガンSNSで発信していき、お店を繁盛させ自分自身の糧にしたいと思います。
そして、何より忘れてはいけないのは修了式での伊藤会長の言葉でした。
それは櫛の使い方が荒いというものでした。この言葉には本当にドキッとさせられました。
言い訳になってしまうのですが講習の時間が押していたこともあり、自分の中で気持ちが焦ってしまい「早くやらなければ!」という気持ちが先行して櫛の使い方が荒くなってしまっていたのです。
と、いうことは普段のサロンワークでもそのようなことをお客様にしてしまっている可能性がゼロではないという事です。「我々の仕事は全てが快感技術なんだよ」という事を修業時代に言われていたことを思い出しました。本当にお恥ずかしい限りです。
今回の全国研修に参加して単に技術だけでなく的確な指導の仕方、道具の扱い方、心構え・・・挙げればキリがないほど勉強になりました。
この日誕生日であった私には最高の誕生日プレゼントとなりました。本当にありがとうございました。

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