神奈川本部本部長の9年間を振り返って 平成21年4月の日技会神奈川本部総会に於いて本部長に任命されて、3期9年間務めさせていただきました。私が入会した当時の、堀本部長、そして小関先生、松野先生の後を受けての本部長就任ということで大変な緊張感を持った中でのスタートでしたが、先輩の諸先生方のご指導、そして役員、執行部の皆様のご協力により責務を全うできた事を心より感謝申し上げます。 振り返ってみますと、当時の中央理容専門学校に入学していなければ、また、私の師匠である富樫清純先生との出会いがなければ、おそらく日技会との関わりは持ってないかったと思います。東京本部で4年間お世話になった後、実家のある神奈川に帰りました。当時の会長である西村幸男先生の口添えで神奈川本部に入会しましたが、東京本部を去るときに西村会長から「神奈川はすごいところだから、堀本部長はすごい人だから心して行け。」と送り出されました。 笑い話ではありませんが、「いやいや、そこまでして行かなくても・・・」と云う思いもありました。そこからが神奈川本部の会員としてのスタートでした。 まさか、後に自分が本部長になるとは当時は夢にも思いませんでした。 当初、内外から「大変な時期に本部長になったね。」と言われました。研究団体の現状、また理容業界の現状と重なり、会員の減少が大きな課題でも有り、今も歯止めは効かない状況です。そのような中で、如何に日技会の存在価値を高めていけるのか、活性化していけるのか試行錯誤の繰り返しでした。 そんな中、在任中に節目としての大きな記念行事が2つありました。神奈川本部50周年式典と日技会総本部60周年記念式典、です。前者は三遊亭鳳楽師匠を迎えての落語会の催しを絡めたもので大変楽しいのものでした。何度かドキドキしながら電話交渉したのもいい思い出です。そして、後者に関しては、東京に出向き、神奈川本部全会員一丸となって、体験講習としてクリームバス、イヤーエステを全国の日技会会員の皆様に施術するというものでした。この時のチームワーク、一体感は大きく記憶に残っています。この時の会員一人ひとりの思い、意識がある限り神奈川本部の展望、未来は明るいものと確信しております。今後も、神奈川本部会員として執行部を支え共に歩んでいきたいと思います。後任の堀聡新本部長の新体制になって2年目に入ったところであります。新しいリーダーの元、全員一丸となって邁進しております。今後ともよろしくお願いいたします。 そして、日本理容技学建設会が、各県本部がより活性化していくことを心より願っております。 最後になりますが、私の人生においてこの9年間がかけがえのない経験になったこと、改めて皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。 |