Re;設計学のプロジェクトに参加して
始めにこの度の講師ゼミ「Re;設計学」に、ご参加いただきありがとうございました。
皆様の熱心さの元に終えることが出来、感謝申し上げます。
今回の「Re;設計学」は狐塚チーフが長年に渡って温めてきたプロジェクトでした。
私は、今回「Re;設計学」のプロジェクトメンバーとして参加させて頂きましたが、狐塚チーフの「斉藤隆一先生が発表された設計学を改めて身近な物に!」の想いの元に集まったメンバーでスタートを切りました。
私達プロジェクトメンバーは、この数か月講師ゼミに向けてA4サイズ又は原寸大で沢山のデザインを描かせて頂きましたが、私にとってそれぞれ色々な気付きがありました。
例えば、側面三体図です。側面三体にはそれぞれ欠損・普通・突出の3つの原型がありますが、私はこの三体図を描いているうちに欠損型の原型の中でも突出している部位がありそこに繋がる独特な丸みやポイントがある事、逆に突出型と言えでもなだらかに繋がっている部位があるのに気づかされました。
又、各原型の補正髪型を描く上でも全体のバランスの良いポイントが存在する事に気付きました。
最近は、昔と違いドライヤーなどでセットする様になりましたが、技術者がお客様の頭部原型を理解し、原型に対し「カットでどのように補正をするか?!」を考えカットする事は、技術者のセットテクニックに頼らない再現性の高いカットに繋がると思います。
最後に今回の「Re;設計学」にあたって狐塚チーフには、設計学を学びやすくする為のツールとして、日技会ホームページより作図のテンプレートをダウンロード出来るようにして頂きました。
これからも皆様方とこのツールを使い「この『Re;;設計学』の輪を広げていければ!」と思っております。どうぞよろしくお願い致します。
井上宏之
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