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さて、2016年も、早６日、松も取れ、いつまでもお屠蘇気分と言う訳にはいきません。 少しだけ自分の過去を振り返らせてください。私的なことも含めて書きますので事前にご了承ください。 2002年（平成14年）、前任の西村幸男先生から重いタスキを預かりました。58歳の時です。果たして大丈夫だろうか、会報の原稿なんて毎月書けるかなー。挨拶をするって言っても何を話せばいいんだ・・・。お恥ずかしながら当初は、正直、そんな思いでした。でも、そんな気持ちだといつまでたっても始まらない。始めてしまえば、会報の原稿だって書かざるを得ないし、挨拶もやらざるを得ないから始めてしまえ・・・。そんな感じのスタートでした。 会務の引継ぎが落ち着いてきた頃を機に、各本部で頑張っておられる会員の方々の息吹を肌で感じたい、と総本部執行部会議にてお願いし、「新企画DO-it」を決議して頂きました。会長自ら全国各本部へ伺い、その事で、会員の皆様方と交流する機会が出来ました。 ３時間４時間と電車に乗り、また、夜行だったり、時には飛行機を利用して、私自身がその地に向かい、会員一人ひとりのお顔を見ることで、普段、東京中野斎藤会館で行なう研修会場までいらして頂くのに、こんなにも時間をかけて、交通費もご負担いただき参加してくださっているんだ・・・と、地方本部の皆さま方は、それだけ真剣に会のことを信じて、一緒に頑張ろうって決めて本部に在籍してくださっているんだ、その思いが、その気持ちが伝わってきて、とても嬉しかったのです。感謝の気持ちと共に身が引き締まりました。私自身がもっともっと精進して、成長しようと心に誓いました。そして何より、自分が一番様々なことにチャレンジしなければいけないと決心したのです。 講習会場に伺うと決まって私は、みなさんと一緒になって、テーブルを出したり椅子を並べたりします。皆さん方の普段の事を少しでも知りたいと思うからです。そういった、各本部を運営されておられる役員の方々のご努力はもちろんの事、会員一人ひとりのこだわりを私は知りたいからなんです。そして、その事こそが、私の活動の原点だったのです。 「原点を忘れてはいけない」任期中、私は、その気持ちを持ち続けました。 2016年を迎え、世の中も自分自身の生き方も大きく変わった。 |
