さて、戦後70年となる2015年新春を迎え、展望するに、今ありとあらゆる産業では二極化が進み、厳しさは今後も続くと思われます。理容業界とて例外ではなく一層格差が広がる事が予測出来ます。 しかし、このような時代だからこそ私達は「お客様のお役に立つ理容業として如何にあるべきかを考え、行動する」ことが必要なのです。 こういう時代でも、実は、良いお店、生き残っているお店はいっぱいあります。いっこうに売上も上がらず、良くて横ばいと言う状況で頭を悩まし、苦しみ、夜も眠れなくなっているお店があったとしても、羨ましいほど毎日忙しい思いをしているお店があります。その差はなんなのでしょうか。良いお店、生き残っているお店には共通点があるのです。良いという要因は何であるかをよく分析し、よく検証し、お客様に合った提案をする能力を高める事で、「お役に立つ」という感性を磨いていただきたいのです。 急速に変化する複雑化した現在のような社会では、課題や問題に対して多くの人の知恵を借り、多くの情報を得て敏速に行動することが大切です。三現主義と言われるように、多くの問題は、「現場」「現物」「現実」を知ることで解決ができます。現場を知り、情報を得る。それには、店主と従業員のコミュニケーションの大切さを意識することです。また、店主は従業員の成長の鍵は自分にあると意識し指導に力を注ぐことが必要不可欠です。店主も従業員も、得た多くの情報を取捨選択し、効果のあることに優先順位を付け、対策を打つことです。厳しい時代こそ己を成長させる時と考え、一丸となって実践してまいりましょう。 |