会員発表 第17回

    著書「薄毛・脱毛・多毛の原因判明」
               出版について


                         東京本部 岡 英一

                       oka.eiichi.0602@i.softbank.jp
 日技会の皆様、こんにちは。
 私は、今年OKA毛髪科学研究所より「薄毛・脱毛・多毛の原因判明」を出版させて頂きました。今回「会員発表」のページをお借りして、本書「はじめに」の部分のご紹介と、9月17日に行われた出版記念祝賀会の写真を紹介させて頂きます。

【本書・はじめにの文】
  はじめに

永年、毛髪科学や皮膚科学を勉強してきて判ったことは、「薄毛や脱毛」に関する直接の研究資料が意外に少ないことでした。薄毛脱毛現象については、医学的に「過剰男性ホルモン説」が世界的通説となっていて、1970年代に米欧の皮膚医学界で発表され、その中に日本人学者のAdachi説も含まれて今なお脈々と伝承されているようです。
 
ところがこのホルモン説が発表される以前は、頭皮のツッパリ即ち「頭皮緊張説」の方が有力だったようで、その起源は遠く古代ギリシャの医聖、ヒポクラテスに遡ると言われます。
 
今回の著書作成の動機は、男性ホルモンの5αdihydrotestrone5αDHT)説の中に、なぜ脱毛が前頭部や頭頂部から規則的に拡大してゆくのか、その「脱毛進度の機序」については未だ謎とされてます。
 
筆者は薄毛脱毛の難問題に挑戦していた頃、遂に頭皮温度の「等温線」から脱毛原因が有ることを発見したのです。その研究が評価されて、日毛協(日本毛髪科学協会の略称)からNHKに出演のご推薦を頂いたこともありました。
 等温線による温度解析には、国産初の「日立製BASICパソコン」を120万で購入して、「脱毛進度の機序」を再現し、以後Windowsで解析を進め、その成果を発表させて頂きました。
 
本の構成は、第1章「序説」では、脱毛、薄毛、多毛に関する初期資料を掲載。
 2章「論文集」は、日技会(日本理容技学建設会の略称)の「会報」と、中央理美校(中央理容美容専門学校の略称)新聞「ザ・セントラル」、及びその後の日毛協の「皮膚と美容」誌に掲載された資料。
 3章は、NHKテレビ放送編。
 4章「完結編」は、旧資料の校正と新規資料を掲載し、全10項目にまとめました。
 「英訳付のダイジェスト版」は、研究内容を広く海外に紹介し、参考に資するものです。
 個人情報には特に注意し、資料を掲載する場合は、本人の了解を受けるようにしました。
 「著書作成へ感謝」
 
本研究に際し、30年の永きに亘り多くの方々から多大のご指導、ご支援を賜りました。
 日本毛髪科学協会では、安田利顕、渡辺靖、本田光芳、木嶋敬二各理事長先生はじめ、原田裕文、久保田素敵須藤武雄、八木原陽一各先生方のご指導を頂きました。
 日技会「会報」では、西村幸男名誉会長、毛利勝利編集長、並びに中央理美容専門学校「ザ・セントラル」新聞では、福島光夫副校長、米倉宏中央講師、江野沢利雄編集長の方々から多大のご支援を頂きました。
 また貴重なカルテデータは、凡そ1000名様のご協力と、家族、従業員、助手大野雄司君などの協力がありました。
 最後に、本の総編集をはじめPCやインターネットなどに、永年ご支援を頂いてきた青木照憲氏に厚く御礼申し上げる次第です。
 巻頭に、初期の記念資料として、「記念額」を掲載しました。是非ご覧ください。
 以上

【出版記念祝賀会】
 
 星野弘至前会長のご挨拶。お話を拝聴している時、昔先生とアベックで金沢へ講習に行った時、ゴリ屋さんでゴリを味わった光景を思い出した。
 
 日技会からは、堂々たるメンバーの顔ぶれ。皆さんお元気なので感動!
 
 孫の優奈ちゃんから花束贈呈。
 いつも「永生きしてね・・・」と激励されます。 「100才まで頑張るよ・・・」と答えています。
 今年、女子美に合格したので、お祝いにiPadを買ってあげたら、クラスの人気者になったそーだ。
 
 iPadの中の電子書籍をプロジェクターで投影・説明中。老人にとってiPadは長生きのツールです。
 
 著書出版記念会 9月17日(敬老に日)「第一ホテル両国」にて
 出席者60名 日技会からは7名 盛会の内無事終了。

【本書申込連絡先】
 〒152-0032 東京都目黒区平町1-26-12 岡 英一
 ℡&Fax 03-3725-5063  携帯 080-3301-5220
   

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