日技会の皆さん、こんにちは。中央講師の菅家絵利子です。
今回狐塚先生からご依頼頂きましてお手紙を書かせて頂きました。
狐塚先生とは全連中央講師エステティック部会でご一緒させて頂いておりますが大の先輩で、事あるごとに楽しませて頂き色々なことをお勉強させて頂いております。
中央講師になり私の人生観がまた一つ大きく変わりました。
中央講師になる前は県講師として色々と学ばせて頂きました。
思えかえせば県講師になったのが24歳の時、そして25歳で息子を出産、28歳で娘を出産私の人生で始めてのことばかりの毎日。
子供を産んで1ヶ月もたたないうちから講習に入らして頂いていました。
講習に入る前に必ずお乳をトイレで絞り、私が講習や会議がある時は必ずといっていいほど子供達は熱を出して調子が悪くなります。後ろ髪をひかれる思いで講習に出かけました。講習中も3分の2は、子供のことを考えてしまい・・・
急いで帰宅すると私の顔をみるなりすっかり熱が下がっていました。
あっという間に10年が経ち
中央講師を受験するにあたって数々の困難に体当たり!
『もしかしたらお母さん合格できないかもしれない』と息子に話すと
『お母さん、僕今一冊の本を読んでいるんだよ。その本は、海外のビジネス書。その本の中に人材を選ぶ唯一の方法が書いてあって!お母さんなんだと思う?』
私は、息子に『笑顔?それともチームワーク?』と聞いてみると
息子は、私に『違うよ!それは!ポリシー!結果よりもポリシーが大切なんだよ』と教えてくれました。『ポリシーを持って望めば絶対に!合格できる!』
あんなに熱を出したり泣いてばかりいた息子も11歳、娘も8歳いまでは私の良きアドバイザーです。
妻、母、講師、技術者、経営者とどれも順位がつけれない程大切です。
その中でもどれか一つと聞かれたら、今は、母です。
子供達に沢山の事を教えて頂き成長させて頂きました。
幼い子は、言葉では、自分の思いを伝えられなく、泣いたり、時には熱を出したり、少し成長すると自我が芽生えたりと…
子供達と共に時間を過ごしてきた中で私は、教育の大切さを学びました。
産まれたばかりの子供は、何も分かりません。歩くことも、箸を持つことも…
教え育てあげるそして、その環境が必要です。
出産し、子供を育てることはとても大変です。
例えば、もし自分が受講したい講習があっても、なかなか参加することができないかも知れません。
子供達が成長してまた業界に復帰したいと思っても、もしかしたら難しいかも知れません。
女性が働きやすい環境作りが大切だと思います。
私には主人という良き理解者がいたから願いが叶い、今日のこの日まで好きなお仕事をさせていただくことができました。
まだまだ成長段階の私ですが好きなお仕事をずっとできるように努力して行きたいと思います。
左 平成25年10月21日 山口県で行われた全国理容競技大会でのエステティックのブースにて
右 同、木村有貴全理連中央講師と共に
☆プロフィール☆
1977年神奈川県生まれ。2児の母。
両親共に理容師という環境に育ち、理容師の素晴らしさを幼い時から感じ自身も理容師という道を歩む。
理容・美容資格を取得後、ヘアーサロンselectに入店。
現在、自店GA-NO Il BARBIEREにおいてエステ業務に従事。
セラピスト・アイリスト・ネイルリスト・フラワーデザイナーとして幅広く活動中。
講習活動をへて『伝えることの大切さ!』を感じ子供達への読み聞かせ、司会業にも携わる。
理容師・美容師資格取得
JAA日本アロマコーディネーター
AJYA全日本ヨガ協会インストラクター
平成16年 青年優秀技能者賞 神奈川県知事賞
2000年 全国理容競技大会 メッセージ部門 優勝
2004年 神奈川理容組合県講師 就任
2011年 全理連中央講師 就任
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