西村幸男名誉会長を 　　　　　覚えていてほしい。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西浦　騎鶴

　　　　　　　　　　　　　　　　西村幸男名誉会長を覚えていてほしい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西浦騎鶴
　全日本芸美会は「ルーツは大場，師は斉藤」を存在の理念としています。
　大場秀吉先生の流れを受ける山本顕治初代会長によりスタートし、斉藤隆一先生に教えを受け、芸美会の底辺に、斉藤先生の教えが流れています。
　斉藤隆一先生の教えは、西村幸男名誉会長に受け継がれ、斉藤先生亡き後は、西村名誉会長に教えを受けることは、斉藤先生に教えをうけることと言えるのです。
　西村幸男名誉会長の姿を見ることは、斉藤隆一先生に接することだと思うのです。
　西村名誉会長が亡くなった今、斉藤隆一先生の教えにつながるためにも、西村幸男名誉会長を覚えていてほしいのです。
　明治維新の断髪令により生まれた日本の理容を、今日まで維持し発展させてきたには、斉藤技学による理論と技術なのです。
　斉藤技学を現代社会に活かそうとする意志を持つ日本理容技学建設会こそ、日本の理容をこれからも維持してゆく役割を持ち続けてほしいと願っています。
　そのためにも斉藤隆一先生を思い出させる西村幸男名誉会長の姿を覚えていてほしいと会員の各先生にお願いしたいのです。
　それは、理容業界に生きる人のすべての想いであり、西村幸男名誉会長と血のるながる私の願いでもあります。
　
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