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日技会の皆様、お世話になっております。JAC(ジャパンアーティストクラブ)の中谷嘉孝です。 思えばもう10年以上前になりますが、当時、まだ駆け出しだった頃の私に、ファッション学の講義をさせていただく機会を与えていただきましたこと、まるで昨日のことのように思い出します。その節は大変お世話になり、ありがとうございました。 ボクと日技会さんとの出会いは、中央校にて、毛利佳正という悪友に出会ったことから始まりました(笑)。 それを機に、若い頃から、西村先生を始め、日技会のたくさんの先生方に本当に可愛がっていただきまして、現在も、狐塚先生とは全連講師会の同期として、また、山原先生とは同郷という縁で、非常に仲良くしていただいております。本当にありがとうございます。 そしてこの度、我がサロンで長年、店長を務めてくれました越田裕士が、皆様のお力添えのお蔭をもちまして、晴れて独立を果たすことができました。重ねて感謝、御礼を申し上げます。 さて、もう既に皆様もお気付きかとは思いますが、現在のヘア業界、いや、日本経済全体が、末期ともいえる状況を迎えています。 しかし、言葉だけ拾えば悲観的に聞こえるこの現象も、実は決して嘆かわしいことではなく、使い古された業界の経営システムを再編し、時代に合った新しい価値を創造するためのステップなのではないかと思うのです。 私は長いこと、デザインという分野を研究してまいりましたが、大抵の場合、探しているものの答えはいつも目の前に転がっています。 例えば、ヘアデザインというテーマを追求すれば追求するほど、最終的には斎藤技学に辿り着くように、結局は「本質」を見つめ続けることが打開策なんですよね。 混沌とした時代が進むに連れ、無から有を生み出す「リアルな創造力」こそが、必ずや必要になってきます。 故に今後は、世代や研究団体の枠を超え、是非ともみんなで手を取り合って、「幸せの青い鳥」を探しに行きましょう! 時代のゲームを闘うのはきっと大勢のほうが楽しいですよ! |
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