滋賀県理容組合 池田正男
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日技会の皆さん、こんにちは!
滋賀県大津市内でヘアースタジオC4を経営しています池田正男です。
昭和53年、地元の高校を卒業後、武蔵野の都築彦太郎先生に弟子入りさせて頂いた私は、都築先生の勧めで日技会東京本部で理容の基礎技学を学ばせて頂く機会を得ました。
東京本部での講習初日、礼儀知らずの若僧だった私は、西村幸男会長から
「そこの、頬杖をついている君、人の話を聞く態度ではない。立ちなさい!
人の話を聞く時は、その人の目を見て真剣に聞くべきだ。」
と、注意を受ける事になりました。そしてその後も、事ある毎に様々なご指導を頂きました。
当時の私は「技術が出来れば一人前の理容師だ」と勘違いしていましたので、日技会における社会人としての礼儀礼節や、人として・理容師としての生き方をご指導頂ける環境は非常に刺激的で、学ぶ事が多かった事を覚えています。
実は私の父もまた、昭和27年に石田子路先生に弟子入りし、日技会東京本部で技術を学んだ一人であり、滋賀県に戻ってからも日技会滋賀本部でお世話になっています。
昭和40年、父が滋賀本部長をさせて頂いていた時、斉藤隆一先生・吉田善七先生・水島秀幸先生をお招きし、滋賀県で講習会を開催したのをきっかけに滋賀県組合では教育に力を入れる組織が確立できたそうで、組合員向けの講習会だけでなく、県講師向けの講習会も数多く開催されていたようです。
また平成2年、私が県助講師の頃もその伝統は引き継がれており、滋賀県組合講師会として講師自身の基本技術の見直しと指導力の強化を目的に、中内英雄先生・星野弘至先生・柴海絹子先生・池端憲司先生をお招きし、当時の助講師20名にご指導を頂きました。
そして去る10月17日、滋賀県組合にて山原昌司先生をお招きして、営業支援講習「究極のシャンプー&シェービング」を開催致しました。
お客様がご自身でされるような単なる身だしなみとしての洗髪とヒゲ剃りではなく、「さすがっ、プロ!」と言って頂けるようなサロンならではのこだわりのメニューとして、事前処理・事後処理の提案、技術だけでなく道具や商材・環境・接客に至るすべてにこだわる事の必要性をご指導頂きました。
私自身も自店でのオリジナルメニュー作りの必要性を常々感じておりましたので、大変興味深く受講させて頂きましたし、そのこだわりを上手くお客様に伝えられるサロンが今後も生き残れるのではないかと感じました。
ちなみに最近の自店での新提案をご紹介させて頂きますと、高級エステサロンが使用している「ぷるっぷるのジェルマスク」が一枚295円と安価で仕入れ可能となりましたので、男女問わずシェービング後にジェルマスクをお試し頂いて、『週に一度リラックスタイムをつくり、自宅でエステしませんか!』習慣をお勧めしようと計画中です。男性にもフェイシャルケアに対する意識を高めて頂き、日頃のホームケアとして販売促進する予定です。
販売価格は1枚1000円の商品なので、利益率は非常に高く確保できますし、1箱(5枚入り)単位でご購入頂ける場合は4000円にするキャンペーン等、お客様にも喜んで頂きながら、知って頂き、習慣化して頂けるような提案をしていきたいと考えています。
なお、日技会の皆さんとは、今後もお互いの情報を交換しあえる関係でありたいと思いますので、宜しくお願い致します。
このように日技会との関わりを思い起こしていくと、私ども親子2代だけでなく、滋賀県組合としても日技会の皆さんには大変お世話になっているのだという事を実感します。そしてこれは滋賀県に限った事ではないと想像に難くありませんし、日技会の理容業に対する影響力は他の追随を許さないでしょう。
礼儀知らずの若僧だった私が、今現在も理容業に関わらせて頂けているのも、日技会の先生方に本気でご指導頂けたからこそなのだと思い、感謝の念でいっぱいになります。そして今の私に出来る事は、微力ながらも一人でも多くの方に理容業を通じて学んだ礼儀礼節・技術や知識を本気で伝え続ける事なのだと、それこそがお世話になった先生方への恩返しになるのだと信じて、これからの理容師人生を真摯に歩みたいと思います。
今回の投稿にあたっては、狐恊謳カからご依頼を頂戴し、東京修行時代や講師になりたての頃の初心を思い起こす事が出来ました事、重ねて感謝申し上げます。
平成23年11月吉日
↓↓↓私の宝物 『鴨田五十雄先生に作って頂いた櫛』↓↓↓
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